悦頃展〜性と死〜
2024/12/27 – 12/29
WEST1-F

悦頃さんの「性と死」をテーマとした個展です✨
亡くなってしまった弟さんや悦頃さんご自身をモデルとしたオリジナルキャラクターの作品を制作されています。

悦頃さんが描かれている2人のキャラクターは「潮(usio)」さんと「汐(yushio)」さんというお名前があります。
潮さんは悦頃さんご自身や悦頃さんのお母様がモデルになっており、汐さんは悦頃さんの弟さんがモデルになっています。

壁一面に展示された黒縁や金縁の作品たち。
画材は主にマッキーを使用されており、黒と金のみで表現された世界観が魅力的な作品ばかりが並んでいます✨

こちらの壁にはモノクロの作品の他にアクリルで描かれた色彩豊かな作品が並んでいました!
部屋の中心に飾られた大きな作品はインパクトがあり一際目を惹かれます✨

黒丸キャンバスの立体的な作品は、悦頃さんの作家仲間である造形作家の夏賑工作さんが手掛けた粘土作品で
装飾が施されていて、悦頃さんの作品がより華やかに彩られています💓

夏賑工作
X→@KashinKosaku
Instagram→kikikousaku

作中に時々登場している潮さんと汐さん以外のキャラクターは
悦頃さんの作家仲間である平野実成さんによる、弟さんをモデルにしたキャラクター「風紀くん」です。
悦頃さんの世界に風紀くんをお借りしているそうです✨

平野実成
X→@zissei251
Instagram→zissei251

悦頃さんはご自身、お母様や弟さんをモデルにした作品を昔から描かれています。
悦頃さんとそのご家族は昔人生の中でとても辛い経験をされていて、幸せな気持ちを感じるのが苦しい時期があったそうです。
作品の中にご自身、お母様や弟さんを登場させているのは、作品の中で幸せに描くことで、現実で幸せを感じられるように、と想いを込めているそうです。
今年弟さんが亡くなってしまったそうで、現在悦頃さんは弟さんが天国で幸せにいられるように想いを込めて汐さんの姿を描かれています。
今回の展示のテーマとなっている「性と死」は、悦頃さんが人生の中で経験された「死」を通し、「死」について考えていくうちに「死」への恐怖から逃避する手段として「性」的な作品を制作するようになったことが由来となっています。
悦頃さんの世界観や今後の制作のテーマなどは、これからもどんどん変化していくそうです。
作品1点1点、幸せへの想いを込めて描かれた作品が並んだ、優しさに溢れた展示空間でした✨

会期は本日12/29(日)まで。
ぜひ実際にご覧になってみてください✨

【作家紹介】
悦頃
HP▶︎https://etsukoro315.jimdofree.com/
X▶︎@etsukoro315

【使用スペース WEST 1-F】

Staff Ayaka