桜扉まどか、チンビダ『青、光、ふれる、』
2024/05/06 – 05/11
[WEST 1-D]
ご友人同士という桜扉さんとチンビダさんの初の二人展が開催されました。
各々の作品が向かい合い、緊張感が漂う空間に優しい希望も感じます。
桜庭まどか
チンビダ
スペースに入り、左手が桜庭さん、右側がチンビダさんの作品。
異なる作風の、お互いの作品が向かい合うような配置がカッコイイ。桜庭さんがチンビダさんを誘い、今回の二人展が実現されたそうです。
桜庭さんの作品は、ピンク色と基調とした画面と、白の睫毛の女の子が印象的。
切ないような、強い意志を秘めているような、その瞳にハッとさせられます。
チンビダさんの細密画は、「反抗期」と題された14歳の時に描かれた作品から、現在の年齢までに描かれた作品が時系列で並びます。
描かれた絵はご自身の環境や心境。重たく、深く、心臓に刺さるような絵とキャプションの文章に鑑賞者側も気を抜けられない緊張感が走ります。
お二人の作品は人間が持つ繊細さや、自身だけが感じているかもしれない感情を、丁寧に表現されているように感じました。
その繊細さを持つお二人と描かれた作品こそが、優しく、愛おしくも思います。
展示は5月11日(土)まで。
[使用スペース WEST 1-D]
staff Hiyori