ちゅううなばら
2025/02/05 – 02/09
[EAST 304]

鳴門さん、一瀬あるさんの二人展が開催されました。
大小様々な作品が空間に置かれ、静かに、ゆっくりと時間が流れます。

主に人物を描かれる鳴門さんと一瀬あるさん。
空間にはお二人の作品が交じるように設置され、人物たちが静かにそこにいます。
お二人の描かれる人物は、どこかをジッと見つめていたり、表情がよく見えなかったり、決して楽しそうではないけれど
確かな意志や想いがきっとあって、この空間に様々な感情が渦巻いているように感じました。


鳴門さんの作品で、特に印象的だったのがこちらの作品。
絵の右隣にあるメッセージ「またね。また    ね。」
ハンドルを回すと空白に文字が移ります。
いずれも未来の約束のメッセージですが、人物の片方が顔が白く光っているようで、この世に存在しているのか幻なのか、片方の手で繋ぐ赤いものはなんなのか、不穏さと切なさで満ちているようで、胸がギュッとなりました。


一瀬あるさんの作品は青と白の配色が印象的。
大胆で、でも丁寧で。その筆使いと色の奥行きは観ていて心地の良いものです。
人物の瞳と目が合うと、そのまま吸い込まれてゆきそうです。


ドローイングや作品集もございますので、ぜひお手に取ってみてくださいね。

展示は2月9日(日)まで。




鳴門
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一瀬ある
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[使用スペース EAST 304]

staff Hiyori