偶発的なキセキ
2025/01/28 – 02/03
WEST 2-A

圧倒的な色彩美と色面構成で描き出される日常に棲むキセキ。
宮沢けん三さんによる展示が開催中!
今回の展示の様子を写真と共にご紹介いたします!

宮沢けん三さんは、なにげない日常や風景のその日その瞬間にしか感じられないリアリティといった、偶発的なものとしての事象をコンセプトに本個展を開催。
描き出されたその瞬間は、過ぎゆく日々を真正面から捉え、けん三さん独自のエッセンスがふんだんに盛り込まれています。

描画材料には主にアクリルと油彩を使用されており、鮮やか且つ深みのある作品へと仕上げられています。

なんといっても作品ごとの色選びとその色面構成が美しく、卓越した技術と豊かな感性に惚れ惚れしてしまいますね!

ファストフード店での食事を描いたこちらのシリーズはけん三さんの真骨頂。
思いがけず溢れたポテトや、その時々形を変える包装紙など、活き活きと表現されており、
普段は気にもとめない日常の一コマ一コマを楽しむことが出来ます!

スペースの中央にはマンホールをモチーフとした作品がずしり。
先程の作品同様にこれらの作品はおおよそ原寸大のサイズ感で制作されているため、より作品にリアリティを感じることが出来ます。

鼻にフォーカスした作品のシリーズは、作家さん自身が普段は注意してみていない顔のパーツをクローズアップするという試みで制作。
シンボリックに描かれた鼻はインパクト大で、額縁のぽこぽこも皮膚表面の毛穴に見えてきます!(笑)

一際目を引く巨大なこちらの作品。常に流動する「水」の表現は本展示のコンセプトとマッチしています!
流れる、跳ねる、滴る、留まるといった水の動きが一枚に捉えられており、面白いポイントがいくつもありますね〜
また、ベタ面で構成された壁面や床は画面にメリハリを生み出しており、観賞していて心地が良いですね!

全体のカラーバランスはもちろん近くで見ても無駄のない配色に惹き込まれます、、!

予測のできない一瞬一瞬の積み重ねで過ぎ去っていく日々の軌跡を、作家さん自身の視点で映し出された作品の数々はどれも見応えがありました!
普段気にもとめていない日常にこそ、その瞬間でしか体験できない奇跡が起こっているのかも!なんて思ったり。

スペースいっぱいにたくさんの作品を見ることが出来る、ボリュームのある展示となっておりました!
会期は2/3(月)までとなっております✨
ぜひぜひ足をお運びくださいませ〜!

SNS
Instagram▶︎ https://www.instagram.com/kenzo.a.painter/

[使用スペース WEST 2-A]

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Staff ナガタ


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