
デザインフェスタギャラリー原宿では、作品を1か月間展示・販売できる企画「マンスリーアート」を開催しています。
今回は、日本画材を使い、動物をモチーフとした作品を制作する清水幹さんにインタビュー。
作品づくりのことから、マンスリーアートに参加した理由、実際に感じた原宿という場所の魅力まで、お話を伺いました。
動物を通して、人間らしさを描く

――まずは、普段どのような作品を制作されているのか教えてください。
主に日本画材を使って、動物の骨格をもとにしながら、服を着せたり、人間のような仕草を取り入れたりした作品を制作しています。
動物ではあるんですけど、単純に「動物」とも言い切れないような感じで。
動物というフィルターを通して、僕たち人間の生活や仕草だったり、「こういう人いるよね」っていう共感を感じてもらえる作品を描きたいと思っています。
日本画材って、意外といろいろなものに描ける

――今回の作品、和紙以外の素材にも描かれていますよね。
そうですね。たとえば、石のお皿のような素材にも描いています。
日本画材って意外と何にでもくっついてくれるんですよ。
今回初めて試した素材もあったんですけど、うまくいったので「これは作品として展開できそうだな」と。
基本は和紙や木製パネルですが、いろいろな素材で表現していけたらと思っています。
「1か月3万円。いいの?」ほぼ即決で参加

――今回、マンスリーアートに参加しようと思ったきっかけは?
デザインフェスタギャラリー原宿からお声がけいただいたことがきっかけです。
もともと知っていたギャラリーでしたし、以前、東京ビッグサイトで開催されているデザインフェスタにも出展したことがありました。
ただ、ギャラリーで展示するとなると、いきなりスペースをレンタルするより、まずは企画展などに参加して流れを知ってからのほうがいいかなと思っていたんです。
マンスリーアートは在廊のことや期間、費用のバランスも含めて、すごく参加しやすいなと思いました。
――1か月間展示できるというのも大きかったですか?
大きかったですね。
1か月で3万円って聞いて、「安いな。いいの?」って(笑)。
「そんな良い話あるんだ」と思いました。
ありがたい企画だなと思って、かなり即決に近い感じで「これは出よう」と決めました。
原宿に来て気づいた「外国人のお客さん、多いな」

――原宿という場所で展示することについては、どう感じていますか?
デザインフェスタギャラリー原宿のいいところって、ワールドワイドなところだと思うんです。
最初は僕も、原宿って「若い人が集まる街」「独自の文化やカルチャーがある街」みたいなイメージだったんですよ。
でも実際に来てみたり、知り合いの作家さんの展覧会を見たりしていると、「外国人のお客さん、多いな」って。
そこで初めて気づきました。
僕の作品も、第一印象で気に入っていただくという意味では、日本人の方より外国人のお客さんのほうが多い印象があります。
そう考えると、自分の作品と原宿って、結構相性がいいんじゃないかなと思っています。
「1か月展示できるギャラリーって、なかなかない」
――最後に、マンスリーアートへの出展を迷っている方に一言お願いします!

そもそも、1か月間展示してくれるギャラリーって、東京ではなかなかないと思うんです。
普通にレンタルギャラリーを1か月借りようと思ったら、金額もかなり大きくなりますよね。その点、マンスリーアートは期間や費用も含めて、いろいろな意味でバランスが取れた企画だと思います。
それに、仕事をしながら制作している作家さんも多いと思うので、作品を送るだけで展示できて、ギャラリー側に任せられるっていうのは、すごく気が楽ですよね。
それが全部3万円に含まれていると考えると……
お得ですよ。すっごいお得です。本当に(笑)。
僕も他の作家さんに「こんないい企画があるんだぞ」って伝えたりしています(笑)。
作品を、1か月間原宿へ
「東京で作品を展示してみたい」
「長期間展示したいけれど、ずっと在廊するのは難しい」
「いきなり個展を開くのは少しハードルが高い」
そんな作家にとって、マンスリーアートは作品を新しい人に届けるきっかけのひとつです。
あなたの作品も、原宿で1か月間展示してみませんか?

