私をつくるモノ
2024/09/03 – 09/09
WEST 1-F

「私をつくるモノ」をキーワードに
金沢美術工芸大学卒業生5名によるグループ展が開催中✨
今回の展示の様子を写真と共にご紹介いたします!

本展示は金沢美術工芸大学日本画専攻を卒業した同期5名の作家さんによる合同展示となっております。
ありふれた日常こそが私をつくるモノとして、それぞれの作家さんが日常生活で魅力に感じるモノをテーマに展示を開催。

スペースの中央に並ぶ作品たちは「マグカップ」を作家の視点を表すものとして共通の題材に制作。
一つの題材をどう捉えて料理するか、観賞する側も分かりやすく視点の違いが比較できて興味深く面白いです!

「私をつくるモノ」として、普段使用されているお気に入りのマグカップを描いている為
表現の違いが明確で、思い入れや思い出が作品から滲み出ておりどれも逸品揃いでした✨

静かに強いエネルギーを放ち、また深く淡い表現で魅せられる、水上聡太さんの作品。
今回展示されている作品では、身体の一部に焦点を当てることで、人間であるわたしをつくるモノを解釈しているように感じます。
フォーカスされた部分以外はぼやかされており対象にぐいぐいと惹き込まれてしまいます!

作品のモチーフやサイズ感が絶妙で、親しみある日常を感じる藤田怜子さんの作品。
鍵のついた額装、曲げわっぱやキューブ状の支持体など一癖ある趣向が凝らされており
作品を鑑賞する際の楽しいフックとなっています。(あとカレーパンが美味しそうすぎる)

卓越した技術で表現される活き活きとした”水”とその風景、矢野宏実さんの作品。
水面が見せる独特のゆらぎと煌めきがありありと描き出されております。
そのゆらぎや反射のレイヤーを用い、直接的に水を描かずして水を描いた作品は必見です!

どこか儚げで幻想的、花びらは透き通るように美しい、西山果歩さんの作品。
よく見ると繊細に描いている箇所と大胆に描かれた箇所が使い分けられており、表現の妙をひしひしと感じました。
少しトーンの落ちた絵作りが描かれた植物を際立たせています✨

可愛らしい少女に対して、くすんだ深い味わいのある色使いがなんとも渋い、井上月伽さんの作品。
可憐な少女と食虫植物、ともすれば不穏ともとれる雰囲気とは裏腹に強く美しい印象も持ち合わせています。
展示構成も洗練されており、世界観の演出も行き届いた空間となっておりました〜!

作家さん一人一人、作品一つ一つのクオリティが高いのはもちろん
それぞれの感性や視点を楽しめる充実した展示でした!

会期は9/9(月)まで✨
是非足をお運びくださいませ〜!

SNS
井上 月伽 ▶︎ https://www.instagram.com/ukikun_tu/
西山 果歩 ▶︎ https://www.instagram.com/hako_ka8/
藤田 怜子 ▶︎https://www.instagram.com/jinbeizame22/
水上 聡太 ▶︎ https://www.instagram.com/mizukami.souta/
矢野 宏実 ▶︎ https://www.instagram.com/hiro_ya3/

[使用スペース WEST 1-F]

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