ミニ妖怪掛け軸展
2025/03/26 – 03/28
WEST1-C

大蛇堂さんによる妖怪掛軸の展示が開催中です!!
知っている妖怪、初めて見る妖怪、怖い妖怪、可愛い妖怪・・・
妖怪好きな人も、そうでない人も絶対に楽しめる展示になっています✨

大蛇堂さんは日本全国の民話や伝説を調査発掘し妖怪の話をみつけてオリジナルイラストを描き、掛け軸のかたちにして各地で発表するとい活動をされている
妖怪掛軸作家さんです!
その作品数はなんと600作品以上!
今回の掛軸展では、そんな数多くの作品の中からミニサイズの掛け軸で100本以上展示しています!!
展示会場に入ると、その作品数に圧倒されます👀

よく聞く妖怪では天狗や河童、狐、狸などがいますが、その他にもかわうそ、兎、鯱、蜻蛉、サメなど・・・
多くの妖怪が存在していることを知ってもらいたい!という思いからこの活動をされているそうです!
実際に妖怪好きな私も初めて見る妖怪がたくさんいて驚きました!👀(なんと人参の妖怪まで存在するそうです笑)

大蛇堂さんは、ご自身で描かれた妖怪の絵と話をまとめたフルカラー図録も製作しています!
こちらは妖怪好きにはたまらないですね!!😆

大蛇堂さんのお気に入り妖怪は「大手の白けつ」
私は初めて知った妖怪なのですが、大蛇堂さんの出身である宮城県の妖怪だそう!
「大手の白けつ」はお尻丸出しの姿をした妖怪ですが、こんな話が語り継がれているそうで・・・
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時は江戸時代の万治元年(1658年)、城勤めのとある武士が、仕事から帰る途中に突如橋の下から現れた「大声を出す白い尻の妖怪」に出くわした。異様な事態に驚きつつも刀で斬りつけたところ、化け物はあっけなく絶命したが、その正体は事もあろうに尻を出した人であった。
なお彼はこれを父に報告し、検死が行われることに。その結果、この男は岸波太郎左衛門なる人物の部下であり、妖怪のふりをして人を驚かすことが好きな変態者だったと判明した。
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大蛇堂さんに聞いたこのお話がなんとも間抜けで、思わず笑ってしまいました😆
このように妖怪ではなく、人が人為的に引き起こした怪異を「偽怪」といい、大蛇堂さんは偽怪も妖怪と同様イラストにしているそうです!

大蛇堂さんの妖怪作品はイラストを見つつ、そのイラストに描かれた妖怪のお話を知ることでさらに面白さが増す作品です!
有名な妖怪はもちろん、地域特有の妖怪やマイナーな妖怪など・・・
日本中の妖怪を描くため数多くの文献資料を読んだり、詳しい人から情報収集をしたり!
さらには実際に地方に足を運んで文献を探したりするそう!
大蛇堂さんの妖怪愛が伝わります✨


展示を見た後には、オリジナルのガチャガチャを回すのもおすすめ!
私もやらせていただきました!
結果は一反木綿!!王道妖怪が当たりました!やった〜☺️

大蛇堂さんのミニ妖怪掛軸展は明日3/28(金)まで開催中です!
ぜひ足を運んで、お気に入りの妖怪を見つけてみてください😆

【出展者情報】
大蛇堂▶︎@orochidou(Instagram)/ @orochidou(X)/公式HP

【使用スペース WEST1-C】

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staff Miyuu