
Sebastien Tamayo and Mary Pino 『TUJ Seniors Summer 26』
2026/07/15 – 07/17
[WEST 1-B]
現在、WEST 1-Bでは「TUJ Seniors Summer 26」の一環として開催される卒業制作展「Waypoints」を開催しています。
本展は、Sebastien Tamayo氏とMary Pino氏による二人展です。
会場に入ると、まず目に留まるのは、お二人が日本で暮らす中で積み重ねてきた時間や記憶を映し出した作品の数々です。
写真や文章、ドローイングなど、それぞれ異なる表現が一つの空間に集まり、留学生として過ごしてきた日々やその中で生まれた感情を静かに語りかけてきます。
異国の地で暮らすことは、新しい出会いや発見がある一方で、言葉や文化の違い、将来への不安、在留資格の更新など、目には見えにくい現実とも向き合うことを意味します。そうした経験を重ねる中で芽生えた「この国で生きていきたい」という想いが、本展の作品へとつながっています。
タイトルの「Waypoints」は、「人生の節目」や「通過点」を意味する言葉です。
作品には、東京で過ごした日々の足跡や迷い、喜び、そして未来へ向かう希望が丁寧に刻まれています。鑑賞を進めるうちに、まるでお二人の歩みを一緒にたどっているような感覚になります。




【作家紹介】
Mary Pino マリ・アン・ピノ
マリ・アン・ピノ氏は、日付が写し込まれる古いデジタルカメラを使い、日常の何気ない瞬間を記録しています。高性能な機材ではなく、「何を見つめ、どの瞬間を残すのか」という視点を大切にしながら制作を続けています。
作品に添えられた文章も、本展の見どころの一つです。飾らない言葉で綴られた文章は写真と深く結びつき、作品の背景にある感情や記憶をより身近に感じさせてくれます。
Sebastien Tamayo セバスチャン・タマヨ
セバスチャン・タマヨ氏は、フィリピン、シンガポール、モルディブ、ドバイなど複数の国で国際学生として生活を送り、その経験を創作の原点としています。東京は、彼にとって5か国目の生活拠点です。
写真や絵画、ドローイングなど多様なメディアを用いながら、異なる文化の中で感じてきた経験や記憶を作品へと落とし込み、自身を形づくってきた軌跡を表現しています。
異なる背景を持ちながら、日本という場所で出会った二人。
本展では、それぞれの視点が響き合い、一つの展示空間として豊かな物語を生み出しています。
スタッフも展示を拝見し、作品一つひとつに込められた率直な思いや視点に引き込まれました。
留学生としての経験をテーマにした展示でありながら、環境の変化や将来への期待、不安と向き合う姿は、多くの人が共感できる普遍的なものでもあります。
ぜひ、WEST 1-Bでお二人が歩んできた「Waypoints」をたどりながら、それぞれの作品に込められた思いを感じてみてください!


