
デザインフェスタギャラリー原宿では、個人やグループでの展示に加え、大学・専門学校など教育機関による展示にもご利用いただいています。
今回ご紹介するのは、女子美術大学が主催する学生有志の展覧会「女子力展」です。
2017年の第1回からデザインフェスタギャラリー原宿で開催され、今回で9回目を迎えました。
長年にわたる開催の中で、どのように会場を活用しているのか。
展示の目的やスペースの使い方、デザインフェスタギャラリー原宿で開催することで感じていることについて伺いました。
「女子力展」開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 展示名 | じょしりき【女子力】展 |
| 主催 | 女子美術大学・女子美術大学短期大学部 |
| 開催開始 | 2017年(今回で9回目) |
| 参加規模 | 女子美生 約120団体 |
| 使用スペース | WEST館・EAST館 全館・さくら亭エントランスギャラリー |
| 展示形式 | 作品展示、販売、体験型展示など |
| 来場者数 | 例年約1,500〜2,000人 |
学年や専攻を越えて参加できる「女子力展」
― 改めて、「女子力展」とはどのような展示なのでしょうか?
『好き』を『力』に。=『女子力(じょしりき)』
女子美生が持つ、【群れない・違いを認め合う・自由な・力強い・流行りに流されない】力 。この力や想いを込めた作品を発表する展覧会です。
学科や学年による制限はなく、短期大学部1年生から大学院2年生まで、幅広い学生が参加しています。
― デザインフェスタギャラリーでは、今回で何回目の開催になりますか?
2017年から開催していて、今回で9回目です。
コロナ禍で一度お休みした年はありますが、第1回からデザインフェスタギャラリー原宿を利用しています。
― 第1回から継続してご利用いただいているのは、ギャラリーとしてもとても嬉しいです。9回の開催を重ねる中で、展示の規模や使い方も少しずつ広がってきたのではないでしょうか。
さまざまな展示方法に対応できるスペース


― 継続して利用する中で、デザインフェスタギャラリーの良さを感じる部分はありますか?
いろいろな大きさや形のスペースがあるところですね。
壁面を使って作品を展示するだけでなく、部屋全体を使った展示や販売など、学生が「こういうことをやりたい」と考えたときに、それぞれに合う使い方ができます。
比較的利用しやすい料金でありながら、展示方法の自由度が高いことも魅力だと思います。
学生によって作品のジャンルや表現方法もさまざまなので、それぞれの企画に合わせてスペースを使い分けられるのは、女子力展のような展示と相性が良いと感じています。
― ありがとうございます。決まった展示方法に合わせるのではなく、「やりたいこと」に合わせてスペースを選んでいただけるのは、当ギャラリーならではの使い方の一つですね!
展示・販売・体験型企画、それぞれに合わせてスペースを活用
― 実際には、どのようにスペースを振り分けているのでしょうか?
作品を展示するだけなのか、来場者に体験してもらう企画なのか、作品を販売するのか、といった展示形態ごとに分けています。
販売の場合も、無人で販売する方法や、学生自身がその場に立って販売する方法があります。
学生から企画内容や展示方法を提出してもらい、作品サイズなども確認しながら、それぞれの内容に合ったスペースへ配置しています。
― 企画内容まで確認しながら、一つひとつに合った場所を決めているんですね。同じ展覧会の中でも、スペースごとに全く違った雰囲気を楽しめる理由が分かりました。
小部屋だからこそ、一人ひとりの世界観を表現できる


― 小部屋が多いことも、女子力展では活かされていますか?
そうですね。
グループで一つの部屋を使う場合は、その空間の中を自由に構成してもらうこともできます。
学生が個人で一つの空間を借りて展示するとなるとハードルが高いこともありますが、こうした機会の中で、自分たちで空間をつくり、それぞれの世界観を表現できるのは良い経験になっていると思います。
― 作品そのものだけでなく、「空間をどう見せるか」まで考えられるのも展示ならではですね。小さな部屋だからこそ、それぞれの世界観がより濃く感じられるのも面白いところだと思います。
「原宿だから出会える人」がいる
― 原宿で開催することのメリットもありますか?
あると思います。
展示を目的に来てくださる方だけでなく、そうではないお客様にも作品を見てもらえます。
学生からも、「いろいろな意見を聞けて嬉しかった」「反応を見られて嬉しかった」という声があります。
また、他のイベントなどと比べても外国籍のお客様が多く、「海外の方に作品を見てもらえたことが新鮮だった」という学生もいました。
例年、来場者は約1,500〜2,000人ほどです。
学校の中だけでは出会えない方に作品を見てもらえることは、学外で開催する大きな魅力だと思います。
― 原宿という場所だからこそ、学校内ではなかなか出会えない層の方にも作品を見てもらえるんですね。作品へのリアルな反応を直接感じられることも、学生にとって大きな経験になりそうです。
展示だけではなく「売る経験」も

― 作品販売については、学生からどのような反応がありますか?
実際に作品が売れると驚く学生もいます。
無人販売のスペースを見に来て、「こんなに減っているんだ」と在庫を確認している学生もいますね。
「自分の作品を買ってくれる人がいる」という経験は、学生のモチベーションにもつながると思います。
他の学生の展示を見て、「次はこうしてみたい」「こういう作品を作ってみたい」と刺激を受けることもあるようです。
― 自分の作品に実際にお金を払ってくれる人がいるという経験は、普段の制作とはまた違った実感がありそうですね。販売だけでなく、ほかの学生の作品から刺激を受けられるのも、大規模な展示ならではだと思います。
学年やキャンパスを越えた交流も生まれる場所

― 展示をきっかけに、学生同士の交流もありますか?
ありますね。
女子美術大学はキャンパスが分かれているので、普段なかなか関わる機会のない学生もいます。
女子力展ではキャンパスに関係なく配置しているので、別のキャンパスや違う学年の学生と交流するきっかけにもなっています。
展示後に、ギャラリーに併設されているDF cafe&barやさくら亭で一緒に食事をする学生もいます。
作品を展示するだけではなく、新しいつながりが生まれる場にもなっていると思います。
― 普段は接点の少ない学生同士が、展示をきっかけに交流できるのもとても素敵ですね!
女子力展の経験が、その後の活動へ
ー 女子力展での経験は、学生の皆さんのその後の活動にどのようにつながっていますか?
女子力展参加学生が、出展経験を活かして、その後、個人やグループでまた貴館にて展示や販売することにつながっています。
ー女子力展が、学生の皆さんにとって学外で作品を発表する第一歩となり、その後の活動へつながっているのですね。実際に再びギャラリーを利用してくださる学生さんがいることも、私たちにとって嬉しいことです。
学校・団体でのご利用について
デザインフェスタギャラリー原宿では、大学・専門学校・サークル・団体などによる展示にもご利用いただけます。
大小さまざまなスペースを組み合わせることで、作品展示だけでなく、販売や体験型企画など、それぞれの目的に合わせた展示を行うことができます。
参加者ごとに異なる表現を活かしながら、一つの大きな展示として展開できることも、複数のスペースを持つデザインフェスタギャラリーならではの特徴です。
「学外で作品を発表する機会をつくりたい」
「学科や学年を越えた展示を開催したい」
「なるべく費用を抑えて大規模な展示ができる会場を探している」
「参加者それぞれの世界観を活かした展示を行いたい」
そんな企画をご検討中の方は、ぜひデザインフェスタギャラリー原宿へご相談ください。

